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乙女峠(おとめとうげ)は、静岡県御殿場市と神奈川県箱根町の境に位置する箱根外輪山にある、峠の名称である。 標高1,105 m。古来、富士山の眺望に優れた景勝地として知られ、富士見三峠(ふじみみつとうげ)の一つに数えられる(他の二つは、御坂峠と薩埵峠)。 == 由来と伝承 == 箱根の仙石原に「とめ」という名前の若い女性が住んでいた。「おとめさん」と呼ばれていたこの娘は父の病の治癒を願い、この峠を越えて御殿場の地蔵堂へ百か日の願掛けに参拝し続け、最後には願いが叶い父の身代わりとなってこの峠で亡くなった。この「おとめさん」の逸話から「乙女峠」と呼ぶようになったという伝承が残る〔植木知司『かながわの峠』神奈川新聞社、1999年、ISBN 978-4876452491、pp.54-55。〕。 江戸時代になると仙石原には関所が設けられ、通行の際はここでしばしば足止めされた。このことから「御留峠」(おとめとうげ)と呼ばれるようになり、これが「乙女峠」へと変化していった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乙女峠 (神奈川県・静岡県)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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